ひよこ組(0歳児)
今年度は5人の少人数でゆったりと過ごしてきた0歳児の子どもたち。
秋頃まではそれぞれが一人遊びを楽しんでいましたが、だんだんと友だちに興味を持ち始める月齢になってきました。「朝の会をはじめるよ」と声をかけると、
ひとり、ふたりと近くに集まってきて、手遊びや絵本を楽しみにしています。

「とんとんぱっ」
保育者が絵本を読むときによく言っている言葉…。
「とんとんぱっ」
Mちゃんが絵本を持って牛乳パックの椅子に座り、絵本を読み始めました。
その声を聞いていたUちゃんが同じように、
Mちゃんの隣に椅子を動かし座って絵本を読み始めます。
すると次々に空いている椅子を見つけて子どもたちが座り、
それぞれが
「とんとんぱっ」
一人遊びから友だちを意識しての遊びに…。
遊びを通しても人間関係や社会性を学んでいますね。

『おやつ作るよ』
食べることが大好きなひよこ組さん。
自分で作るおやつは、もっとおいしいはず!!
時には給食の先生も手伝って、自分の手で作り、食べる経験もしています。


目の前に出された食事を、意欲的に食べることも大切ですが
クッキングは
❛❛様々な過程があって調理され、お皿に盛られ、
手元に運ばれ、はじめて口に入れて食べることができる❜❜

その過程を体験しながら学んでいきます。 作る過程で順番を待ったり、目の前の食材が手を加えられたりしていく中で、時には苦手な食材も作る過程を自分自身で経験すると楽しく美味しく食べることができるかもしれませんね。

『ひとりでできるよ』
今までは何でも大人にしてもらっていた事を、
「じぶんで!」
と、やってみたいという意欲が芽生えてくる時期でもあります。
上手くいかなくてイライラしたり、時には泣いてしまったり…。
ほんの少しの手助けで、できたときの達成感「できたねえ」と、
褒めてもらった時の満足感は、子どもたちのさらなる意欲につながるのだと日々感じています。

「こんなことができるよ』
入園の頃には這い這いだった子もいましたが、動きもどんどん活発になり、
自分の力を試そうといろんなことに挑戦しながら遊んでいます。

運動面ではダイナミックに‼


小さなものをつまんだり積み上げたりする指先の遊びでは、
積み木を高く積み上げたり、ストローを小さな穴に入れたり、より微細な遊びができるようになってきています。

『手伝ってあげるね』
自分の持ち物だけでなく、友だちの持ち物もわかるようになってきています。
おやつの前のエプロン付け、時には子ども同士でつけてあげようとする姿が見られ、ほっこりする場面があります。

自分の持ち物を触られることが嫌でトラブルになったりすることもありますが、
そういった日々の生活の中で、ほんの少しずつですが相手の存在や相手の気持ちを受け入れられるようになってきています。

こういった姿を見る度に、保育者が早くに口出しや手出しをしないようにし、
子ども同士がやり取りする姿を見守りながら、
困ったときや辛い気持ちになったときに手を差し伸べる。
そういう保育を心がけていきたいと思っています。
